加藤菜月先生からのメッセージ

安城市交響楽団
菅楽器コアトレーナー 加藤菜月

せっかく春を迎えたというのに、不自由で窮屈な日々が続いています。新型コロナウイルスの影響は正直予想以上でした。2月末から次々とコンサートが中止になり、演奏活動は全く出来なくなりました。「きっとこの演奏会も中止になって、この曲を披露することはないんだろうな。」練習中もそんなことを思ってしまい、モチベーションを維持することが難しい時もありました。

所属するトリオ Trio Luceで初めてリモートアンサンブルをすることになり、自分以外のメンバーが録音した演奏を聴きながら自宅で一人でフルートを吹いてみました。すると、自分の弱点や癖がより際立ち、新たな発見や学びがありました。これは、この状況にならなければ気付かなかったかもしれません。

与えられたこの状況でも音楽を楽しんだり、自分を高めたり、自分の成長を感じることは出来ると思います。私は、またステージで演奏出来る日を心待ちにすると共に、今できることを精一杯やりながらStay at Homeを楽しみたいと思います。