挨拶

一般社団法人安城市交響楽団代表 坂田成夫

2021年8月21日(土)第6回定期演奏会を開催することができました。コロナ禍にも関わらずご来場いただいたたくさんの皆様方に感謝申し上げます。そして演奏会開催について多くのサポートをしていただいた個人、団体のサポーターの皆様に感謝申し上げます。応援の温かさをあらためて感じさせていただきました。

映画スターの高倉 健さんがロケででかけた九州のある離島で見た風景を「旅の途中で」という本の中で書いています。

「ロケの休憩時間に島を散歩した。 大歓声が聞こえてきたのでその歓声が聞こえる方向に歩いて行ったら島の運動会に出会った。島の人総出で運動会をやっていた。みんな夢中で楽しそうに見えた。競技に参加している人が一生懸命なのはわかるが応援している人もそれ以上に一生懸命に見えた。応援している人と応援される人が一つの風景になっていて素晴らしいものを見たという気分になった。応援するという風景が美しいものだということをあらためて実感した」

人は応援されて人になっていく、私はそう思っています。交響楽団も同じです。聴いてくださる方がいる、注目して見守ってくださる方がいる、何かあれば駆けつけてくださる方がいる、そういう応援してくださる方と一緒になって地域の皆さんが誇りにしてくださるような「安城市交響楽団」を創っていきたいと考えています。

次回、第7回定期演奏会は12月25日(土)です。事務局、団員、トレーナーそしてサポーターの方々と一緒になって“オーケストラの素晴らしさ、奥深さ、面白さ、楽しさを伝えること”ができるよう準備していきます。

12月25日(土)安城市民会館サルビアホールへ皆さん、ぜひ駆けつけて欲しいと願っています。

一般社団法人安城市交響楽団副代表 鈴木俊也

今回の演奏会で演奏するチャイコフスキーの序曲「1812年」。
私も中学生の頃から大好きな曲で、大学生の時に初めて演奏することができた思い出の曲です。

ご存じの方がほとんどだと思いますが、1812年とはナポレオンがロシア遠征をおこなって失敗した年で、
この曲はその史実を題材にしています。
じつは、チャイコフスキー自身は依頼され仕方なく書いた曲で、あまり気に入っていなかったようです。
ロシア正教会の賛美歌や教会の鐘の音、ロシア民謡やフランス国家「ラ・マルセイエーズ」など、とても
世俗的な題材を中心としているからかもしれません。
しかし、そこはさすがのチャイコフスキー。それらの題材を見事に料理し、すばらしい曲として仕立て上げています。
とても馴染みやすい題材をどのように曲として作り上げているか、ぜひ注意して聴いていただきたいです。
曲の後半には、スコアに大砲(キャノン砲)を使うように指示があります。
チャイコフスキーの生存中に実際に大砲を使った演奏がされたかどうか正確な記録がなくて分かりませんが、
コンサートでは大太鼓で代用したり、屋外演奏では軍隊の協力で本物の大砲を使ったりします。
今回の演奏では、さらに曲の最後にバンダが入ります。
バンダとは、本来のオーケストラとは別に、増援部隊として参加するバンドのことで、おもに金管楽器を増強して迫力を増すために使用されます。
安城学園の生徒さんによるバンダもお楽しみにしてください。

指揮者 服部洋樹

第7回定期演奏会にむけて
第5回、第6回の定期演奏会では「運命の勝利」と「舞踏での喜び」を表現しようとしました。今回の第7回では「人生」をロシアの作曲家チャイコフスキーの曲を通して皆様にお届けいたします。交響曲第7番はチャイコフスキー自身によって作曲途中に破棄された交響曲ですが、「人生とは何か」を描きたかったとされています。くるみ割り人形はこのように大変な状況でも忘れたくない「クリスマス」の曲。そして、1812年は戦いの勝利を祝う曲です。12月25日がこのプログラムにふさわしい日になっていることを願っております。

弦楽器アドバイザー 金沢 紫

大変なコロナ渦の中、団員、サポーター、お客様のお力添えで、演奏会を開催させていただけていることに感謝御礼申し上げます。まだまだ厳しい状況が続きますが、一刻も早い終息を願うばかりです。
さて、第7回の定期演奏会はチャイコフスキーの交響曲、1812、くるみわり人形と、チャイコフスキーの美しすぎるメロディーとダイナミックで熱狂的な音楽を堪能できるプログラムとなっています。チャイコフスキーといえば3大バレエ音楽やヴァイオリン協奏曲など数多くの名曲を残したロシアの大作曲家です。私自身大好きな作曲家で、特に音大生時代によく勉強した思い入れのある作曲家です。弦楽器は細かいパッセージが難しい部分も多いですが、美しいメロディーは聴かせどころですし、弾いていると本当に幸せな気持ちになります。演奏者もお客様も美しすぎるメロディーの虜になること間違いなし!オールチャイコフスキー、是非お楽しみください。

管打楽器アドバイザー 加藤 菜月

第7回定期演奏会に向けて
新型コロナウイルス感染症対策を講じながらの演奏は今でも不自由さを感じますが、細心の注意を払い、万全の対策をしながら、団員・トレーナー一丸となって練習に励んでいます。
サポートしてくださるスタッフの皆さま、応援してくださるたくさんの方々がいらっしゃるからこそ、私たちは全力で演奏会へ向かっていけると感じています。いつもありがとうございます。
この感謝の気持ちを音楽に乗せて、第7回定期演奏会にて精一杯の演奏ができるよう、頑張っていきます。