「人は人と交あって人間」 ―５月も残念ですが活動を自粛しますー
安城市交響楽団代表 坂田成夫
新型コロナウィルス感染拡大に関して５月４日に緊急非常事態宣言の延長が表明されました。今の感染状況を考えるとやむを得ない決定だと思いますが早期の収束を願ってやみません。
この１ケ月、外出自粛を通じて思うことは「人は人と交あって人間」ということです。家庭サイズで生活はかろうじてできるものの人間としての生きている実感をなかなか感じることができていません。人と人が会って話す、一緒に食事をする、一緒にスポーツを楽しむ、一緒に音楽を楽しむ、一緒に旅行する、一緒に仕事をする、この一緒に何かをする、これを私たちは人間としてイメージしていると思います。当面の目標は６月１日からの活動開始です。
外出自粛が続くヨーロッパで夜のバルコニーから歌や演奏のプレゼントをする光景、ある時間を決めて医療で奮闘する人たちに対する感謝の拍手を送る光景、ともに人間っていいな、と思わせました。
安城市交響楽団にかかわるすべての皆さんとともに“笑って、楽しんで、早期に文化が楽しめ日”が来ることを願っています。