金沢 紫先生からのメッセージ

安城市交響楽団のみなさんへ

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

このたびの新型コロナウイルスの影響でやむなく、世界中の演奏会やイベントが中止、延期となり、悲しい毎日を過ごしております。

健康と安全を考慮した結果ではありますが、我が団も、3月の演奏会を中止し、平常練習も再開できずにおります。団員の皆様にお会いできず、とても寂しく思っています。

音楽がない日常は、小さい頃から音楽と共に生きてきた私にとっては非日常であり、まるで世界から色がなくなりモノクロの世界に生きているようです。

外出自粛ではありますが、家で出来ることはあります。ぜひ、動画サイトなどで、世界中の演奏を聞いてください。そして次回予定曲目のオーケストラ演奏をかけながら、一緒に吹いて、弾いてみてください。次の演奏会を想像しながら、練習に励んでください。自分の演奏を録音や録画してみるのもおすすめです。ぜひ実践してみてください。

あまりにも長すぎる自粛と、いつまで続くのかわからない不安を抱え、音楽業界に限らず沢山の人々が大変な毎日を過ごしています。
辛い世の中ではありますが、命を守るため、我々一人ひとりが感染防止の意識を高め、終息を願いながら協力して生きていかなければなりません。
1日でも早い日常を取り戻せるよう願いながら頑張っていきましょう。

皆様とまた練習会場でお会いできる日を楽しみにしております。そしてまた安城市交響楽団らしいパワー溢れるエネルギッシュな演奏会を開催しましょう。

どなた様もどうぞご自愛下さいますようお願い申し上げます。

安城市交響楽団 弦楽器コアトレーナー 金沢紫